311 何もできなかった私

311 何もできなかった私

3.11 東日本大震災

あの日は1歳ちょっとだった娘と自宅にいました。突然の強く長い揺れに、ただただ娘を抱きかかえるだけ。被害はなかったけれど、今までにない恐怖を感じました。

地震から数日して被災地の様子が伝えられるようになると、寒い体育館で身を寄せ合う人々が取材されていました。

被災地で子どもを抱えている女性

インタビューをされている方の一人に、子供を抱えたお母さんが。多分、私の子供と同じくらい。ご両親も旦那さんも行方不明だと話すその悲しそうな顔。

どんなに心細く、どんなに不安だろう

寒い避難所で、きっと自分の毛布も子供にかけて、震えているんじゃないか。旦那さんやご両親を心配し、でも子供を抱えていては泣いてばかりいられない。今すぐにこの人を助けてあげたい、そう思いました。

私になにができるのか。なにもできない。

でもその当時、子育て真っ最中の専業主婦だった私。できることなんて、ほんの少額の募金だけ。夫の収入でやりくりしているときですから、仕方ないといえば仕方ない。では、その分現地でボランティアが出来るかと言ったら、子供をかかえていてはやっぱり無理。

子供を抱え、今まさに寒い思いをしている人がいるのに、私にはなにもできない。そんな自分の力のなさが悔しかった。

大きな力とは

そんな中、知ったのが、多くの事業化の被災地支援の動きでした。

多くの実業家が多額の義援金を送り、支援物資を送り、人手を提供しているとこが報道されていました。何百万、何千万、何億円という大金を、一声で送れる人のいること。

「私もこの人たちのように力を持ちたい」心底思いました。

そして、自分の理想を形にすることのできる経営というものに、惹かれることになるきっかけでした。

あれから6年。

私もやっと事業を立ち上げました。まだまだ小さく力もなくて、多額の義援金を送れるような会社にはなっていないけれど。そのときに感じた、事業をするということの可能性を信じて、頑張ります。