命があと一年…だとしたら、なにをしたい?

参加したセミナーでの問い。

私は自分の子どものことしか考えていませんでした。

脱毛女性のための活動を、なんていつもは言っていて。

最後は自分の子どもだけなのです。

でもそんな利己的な想いは、私が今取り組んでいる脱毛女性のための活動につながっています。

私の多発性脱毛症という病気。

遺伝性のものの可能性が高いそうです。

一部分の遺伝子が通常異なっていて、なにかのきっかけがトリガーになって発症するのです。

一卵性双生児の場合、片方が脱毛症だともう一人も脱毛症である確率が非常に高いことから推測されています。

そうすると、私の遺伝子を引き継ぐ娘達も、将来多発性脱毛症になる可能性が非常に高い。

周りから特異な目で見られ、一人で部屋で泣いている娘。

鏡に映る自分を見るたびに、自信を失っていく娘。

ありありと想像してしまうのです。

自分の髪が抜けたときは大してなんとも思わなかったのに。

娘のことになると、涙が出てきます。もしも、のことなのに。

でも遺伝子なんて、今から私が変えることなんてできない。

そうしたら、万が一娘が脱毛症になったときに、少しでも生きやすい社会にするしかないのです。

特異な目で見られない。髪の毛がないだけで自信を失うことのない社会に。

だから私は脱毛女性が社会で生き生きと生活できるための活動がしたい。

脱毛はコンプレックスではなく、かけがえのない個性として認められる社会にしたいのです。

かけがえのない娘のために。

スカーフ事業はその一歩。

娘のための一歩です。