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髪を失った女性に 限りなく優しいヘッドスカーフ
女性が髪を失うことの衝撃は計り知れません。
私は多発性脱毛症により髪を失いました。
自信までを失った私に笑顔を取り戻してくれたのは、
色鮮やかなヘッドスカーフでした。
笑顔あふれる毎日が、あなたの元にも届きますように。

 

 

– STORY –

脱毛症の発症

髪を失う悲しさ。悔しさ。そして戸惑う周囲。
私の外見はコンプレックスそのものになった。


脱毛症を発送したのはしたのは2人目の娘を出産した後。
いわゆる円形脱毛症でした。
軽い気持ちで皮膚科を受診しましたが、病院で告げられたのは、「多発生円形脱毛症」という病名。
頭のあちこちに髪のない部分ができる病気です。
難治性で、原因ははっきりしておらず、治療法も確立されていません。

治療を続けるものの、まったく効果はなし。
日に日に髪は抜け落ち、私の髪は半年ほどで3分の1くらいになってしまいました。
治りたいと思っている。治療もしている。でもどうにもならない。
私の体なのに、私自身の気持ちとは全く逆に、加速度をつけて進んでいってしまう。
それは自分が壊れていくような、とても不思議な感覚でした。

そんな中で、なによりも辛かったこと。
それは自分の容姿が変わっていくことではなく、周囲の人たちの気持ちを落ち込ませてしまうことでした。

私の髪を見て、優しさからどう言葉をかけてよいかわからず困惑する友人。
自分たちのせいではないかと心を傷める両親。
私の外見は、私だけのものではなく、周りの人々へのメッセージだったのです。

なんとか隠そうとウィッグをかぶるようになりましたが、考えを巡るのは、バレないかどうか、自然に見えるかどうかばかり。
鏡に写る私は、いつも困った顔をしていました。
しかもウィッグはとても高額。つけ心地も良くない。
コンプレックスを解消するのはこんなにハードルが高いのかと、とても悔しく感じました。

ヘッドスカーフとの出会い

「素敵だね」と言われることの嬉しさ。
この心躍る気持ちを同じ脱毛症の女性にも届けたい。

どうしてもウィッグが窮屈で辛かったとき、手持ちのスカーフを頭に巻いて出かけました。
すると、友人たちから思いもかけぬ反応が。
「すごく素敵」「かわいい」

褒められたことで、気持ちが一気に明るくなることを感じました。
自分の外見をいつも気にするようになっていた私には、忘れかけていた嬉しい感覚です。
女性はいくつになっても、褒められれば嬉しいもので、スカーフに合わせて洋服やアクセサリーを選ぶように。
その心弾む気持ちは、私に笑顔を取り戻させてくれました。

スカーフを巻いて出かけると、友人たちともファッションの話題になります。
「個性的で素敵」「おしゃれ」と言ってくれる友人。嬉しくて私も笑顔に。
スカーフを通じて、私の周りにはたくさんの笑顔が生まれたのです。

悲しい、悔しい気持ちから、全く反対の、楽しく嬉しい気持ちにしてくれたスカーフ。
私と同じように脱毛症に悩む女性にも、この喜びを伝えたい!
そう思ったとき、私にとって脱毛症はコンプレックスではなく、強みとなったのです。

ヘッドスカーフLINOLEA-リノレア-誕生

髪のない私だからこそ、作れるもの。
うっとりする肌さわり、取り扱いのしやすさ。
毎日使うものだからこそ、こまやかに工夫を。


毎日使っているとわかってくることがあります。
どんなに可愛いものでも、つけ心地の悪いものは嫌だということ。
忙しい日常では、スカーフを巻く時間は1分だって惜しいということ。
地肌に直接触れるものだからこそ、毎日洗濯したいということ。
そして、なにより体に安全な素材であること。

考えれば考えただけ、簡単ではないことがわかってきます。
ウィッグで蒸れたり擦れたりして弱っている肌にはどんな生地が一番やさしいのだろうか。
ワンタッチでつけられるようにするには、どんな形だったらいいのだろうか。
気持ちが明るくなって、普段の洋服にも取り入れやすい色と柄はどんなものだろうか。
毎日を快適に過ごすためのものなのですから、ほんの少しの違和感があっても、手は伸びなくなってしまいます。

裏地には、シルクを使うことにしました。
しっとりとなめらかな肌触りはもちろん、紫外線の吸着、湿気の吸収・放出により快適な肌環境をサポートしてくれます。
肌との親和性は天然繊維の中でも別格です。
人間の肌のアミノ酸組成とシルクのそれは酷似しており、アレルギー反応も起きにくい。
これこそ、髪を失った頭皮になにより優しい素材だ、このスカーフにぴったりのアイディアだと思いました。

群馬県だからこそ生み出せたヘッドスカーフ

美しい自然と、歴史ある技術力。
世界一の優しさをめざして。

しかし、製造には困難だらけ。
まず生産を引き受けてくれる工場がなかなか見つかりませんでした。
伸縮性が高く繊細なシルクニットの生地、しかも表裏で2種類の素材を組み合わせるこの商品は、縫製が大変難しく、高い技術が必要です。
加えて注文できるロット数はごくわずか。
アパレル業界の知識も何もない素人でしたから、何軒もの業者さんに断られる日々が続きました。

そんな無理なお願いを引き受けてくれたのは、地元群馬県の中でも特に織物で有名な、桐生市の業者さんでした。
しかも、シルクの生地を作ってくれるのは、同じく群馬県の碓氷製糸組合。そこで作られるシルクは、なんと世界で唯一ホルマリンを使用していない、とてもきれいな水で作られたものです。

こだわり続けた結果、たどり着いたのが群馬県だったのです。
群馬県の技術と美しい自然、そして人々の優しさが生み出してくれた奇跡のヘッドスカーフです。
LINOLEA(リノレア)シリーズとして販売を開始しました。

会社名の「Armonia」はイタリア語で「調和」。
髪のないことがコンプレックスではなく、個性として受け容れられ、調和できる社会にしていきたい。
そのために役立つことをしたい。そんな想いを込めて名付けました。
髪のないことは困難な現実かもしれません。
でもそれをどう捉えるかは自分次第。
このスカーフが、一人でも多くの女性の自信と笑顔を増やしてくれることを願っています。

最後に・・・

動画


角田 真住(つのだ ますみ)

1977年生まれ。群馬県在住。合同会社Armonia(アルモニア)代表。
2014年に多発性脱毛症を発症、半年ほどで3分の1の髪を失う。
同じ悩みを持つ脱毛症の女性が生きやすい社会を目指し、2016年にArmoniaを設立。
ヘッドスカーフ事業を中心に、脱毛症の女性へ向けたソリューションを提案している。
脱毛女性と社会の接点を作り出すため、Alopecia Style Projectを立ち上げる。共同代表。
髪のない女性の美しさを訴求し、イベント開催などを中心に活動。
啓蒙活動に力を入れている。講演実績多数。
プライベートでは二児の母。

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